長崎県の教育は、国際交流の歴史が息づく郷土の伝統と文化を継承し、豊かな自然を守るとともに、命の尊さや個人の尊厳を重んじ、公共の精神を身に付け、我が国や世界の平和と発展に貢献していこうとする調和のとれた人間の育成をめざす。
学校・家庭及び地域住民は、「教育県長崎」の確立のため、自らの役割と責任を認識し、互いに手を携え、県民挙げて子どもたちを健やかに育むとともに、生涯にわたって学び続けることのできる社会の実現を図る。
とくに、教育に携わる者は、子どもたちに深い愛情を注ぎながら、その使命を自覚し、識見と指導力を高め、本県教育の充実と発展に努めなければならない。
自 律 ・・・・自分で自分を律し行動する。(望ましい人格形成)
気 魄 ・・・・何事にもおそれず立ち向かっていく強い気力を持つ。(勇気と根性を)
創 造 ・・・・新しいものを自分で創りだす。(自分の道は自分で)
(2) 教育方針
明るく生き生きとした学校を創り、地域及び社会に貢献することのできる心身共に健全で調和のとれた豊かな人間の育成に努める。
(1) 「基礎学力の定着」「生活習慣の確立」「家庭・地域との連携」を柱に、小中高一貫教育を推進する。
(2) 「総合的な探究の時間」の取組を各種関係団体と連携して深化する。
(3) コミュニティースクールとして、地域と連携し、地元に開かれた学校作りに努める。
【具体的な目標】
(1) 学力の充実と向上を図る。
〈1〉授業の充実と学習指導法の工夫・改善により、生徒の基礎学力定着と創造的な思考力を育成する。
〈2〉毎日の家庭学習2時間以上を基本とし、「主体的に学ぶ姿勢」を育み、進路実現に十分な学力を身につけさせる。
(2) 基本的生活習慣の確立を図り、規範意識の高揚に努める。
〈1〉きちんとしたあいさつや服装、身だしなみなど、学校生活でのルールや時間を守る指導を徹底する。
〈2〉生徒一人ひとりを正しく理解し、心と心が通じ合った、いじめのない明るい学校づくりに努める。
(3) 進路指導の充実を図る。
〈1〉3年間の進路指導計画に基づき、体系的・組織的な指導を行う。
〈2〉生徒一人ひとりの学力を分析し、合理的配慮を含め、個々の生徒に応じたきめ細かな進路指導を実践する。
(4) 小中高一貫教育の内容の充実を図る。
〈1〉特別支援教育の観点から小中との情報共有を密にし、生徒理解に努める。
〈2〉地域や保護者との連携を強化し、郷土を愛し、郷土に貢献しようとする心を育てる。