12月2日(月)に本校視聴覚室で、令和6年度の人権教育授業が開かれました。
今年度は、長崎県県民生活環境部人権・同和対策課、長崎県教育庁生涯学習課指導主事の森法子様を講師にお招きし、『気づく、語れる、つながる仲間づくり みんなが通いたくなる場所へ』をテーマに講演をしていただきました。
講演の中では、「豊かな人間関係を築いていくものは何だろう?」という問いに対しては、「目を合わせる」などの安心感を与えるコミュニケーションは相手に自信を与えるが、「会話をさえぎる」などの安心感を与えないコミュニケーションは、相手の自信を奪ってしまうことを教えていただきました。
また、無自覚の思い込みや偏見を意味する『アンコンシャスバイアス』、小さな攻撃性を意味する『マイクロアグレッション』、体との性別に違和感を感じない『シスジェンダー』や、同盟・提携を意味するAllianceが語源の、多様な性の理解者を意味する『ALLY(アライ)』などの新しい言葉を教えていただき、生徒たちにとってもよい勉強になったようです。
他にも、「見方が増えると発見が増える。発見が増えると出会いが増える」や「あなたの無関心に誰かが苦しんでいるかもしれない」など、森先生の想いのこもった言葉の数々は、生徒たちの心に残ったようです。
講演会の最後には、3-1の森くんが「『気づくことが大切。そして、それを周りに伝えることも大切』という言葉がとても印象に残りました」とお礼の言葉を述べました。
今回の人権教育授業に参加した生徒からは、「人権問題は意外と身近にあるということと、人の外見だけでなく、中身にも気づいてあげられる人になりたいと思いました」や「人権と聞いて難しい話しを想像していたが、先生の説明がわかりやすく勉強になりました」という感想も聞かれました。
お忙しい中、本校の生徒たちのために人権教育授業をしていただいた森先生、ありがとうございました。